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浜田氏が手がける福祉サービスで実現する社会参加と成長の場

浜田氏が手がける福祉サービスで実現する社会参加と成長の場

株式会社Rendeaf
代表取締役 浜田 直紀

略歴

大学院卒業後、海外勤務や、メーカーにて研究・開発業務に従事。NPO法人の立ち上げ等の経験を経て、2022年に株式会社Rendeafを創業。

ランデフワークは、社会参加とやりがいを提供する福祉サービスを提供利用者が誇りを持てる環境を目指し、地域との連携を強化します

「障がい者が自分の力で社会に貢献できる場所を作りたい」

そんな強い思いを抱く浜田氏は、就労継続支援B型事業を通じて、福祉の新たな形を模索しています。

彼の事業では、利用者がコーヒーの焙煎や販売といった仕事に挑戦し、工賃を得ることで社会との繋がりを実感します。

自ら選んだ仕事に向き合う場を提供することで、彼は利用者一人ひとりの成長と社会参加を促す、次なるステップを描いています。

障害福祉サービスの展開と挑戦

ー  事業内容や設立の経緯をお聞きしたいと思います。実際に今進められている事業内容についてご説明いただけますか?

浜田氏:
はい、就労継続支援B型という障害福祉サービスを行っています。これは障害をお持ちで一般就労が難しい方に通っていただき、訓練や作業を通じて工賃を得るという形です。

ー  具体的にどのような作業やお仕事を行っているんでしょうか?

浜田氏:
主にコーヒーの焙煎と販売を行っています。朝にはコーヒーを焙煎して、オンラインストアで販売するほか、飲食店やホテルなどにも提供するような事業を進めています。

ー  実際、私もコーヒーをいただきましたが、とてもおいしかったです。

浜田氏:
ありがとうございます。コーヒーの焙煎だけでなく、サンプリングやイベント参加なども行っています。コーヒーの品質にはこだわっていて、焙煎のプロセスで細かい調整を行っています。

例えば、酸味を抑えるか、もう少し引き出すか、そういった調整が可能です。豆の種類もいろいろ試行錯誤しています。

ー  他の事業所では、そこまでのこだわりを持っていないところもあると思いますが、やはり浜田様の想いがあってのことなんでしょうか?

浜田氏:
やはり、障害をお持ちの方にも、しっかりとした仕事を提供したいという想いが強いです。そのため、コーヒーの品質にも妥協せず、利用者に誇りを持ってもらえるようにしています。

ー  やはり、根本にあるのは、利用者様への思いなんですね。

浜田氏:
はい、工賃をしっかり払って、社会に貢献しているという実感を持っていただきたいですね。

ー  立ち上げから3年目に入られるということですが、初めの頃の思いは形になってきていますか?

浜田氏:
まだ道半ばですが、少しずつ形にはなってきています。これからもさらに発展させていきたいと思っています。

事業への想いと設立のきっかけ

ー  今の事業に携わるきっかけはなんですか?

浜田氏:
これまでいろいろな仕事をしてきた中で、海外も含めて様々な現場を見てきました。

その中で、福祉や支援の分野に自然と関わることになり、そこで人々の心に触れる経験を重ねる中で、こういった事業に興味を持つようになったんです。

ー  多くの方が独立する勇気がなかなか持てない中、実際に事業を立ち上げた決定的なきっかけがあったのでしょうか?

浜田氏:
特に大きな決意とか未来を見据えた壮大な計画があったわけではなく、なんとなくやってみようかなという気持ちで動き始めた感じです。

最初は訪問看護や福祉関連の分野で働く人たちを見て、その熱意に刺激を受けたことが大きいかもしれません。自分も何かできるかもしれない、と思うようになりました。

利用者の成長と社会参加の促進

ー  目標があれば教えてください。

浜田氏:
大きな目標として掲げているわけではありませんが、やはり利用者さんにとって働くことが喜びであってほしい。

自分の意思で選べる仕事を提供し続けることが私たちのミッションだと思っています。

ー  具体的にはどのような選択肢ですか?

浜田氏:
例えば工芸品を作ったり、地域の企業とのコラボレーションで新しい仕事を生み出したり。利用者さんが自分のやりたいことを見つけ、それに挑戦できるような環境を作りたいです。

ー  今後の事業の展開についてお聞かせください。

浜田氏:
基本的には地域に根ざしつつ、利用者の方々の可能性を広げていけるような活動をしていきたいと思っています。今後も新しいパートナーシップを築きながら、さらなる事業の展開を目指しています。

ー  具体的には、他の団体や企業とのコラボレーションも視野に入れているということでしょうか?

浜田氏:
はい。実際に過去にも地元の企業さんと一緒にイベントを行ったり、コーヒーの販売に協力してもらったりした経験があります。

そういったつながりを大切にして、より多くの人に福祉の活動を知ってもらいたいですね。

ー  やはり地域との連携や共感を得ることが大切なんですね。

浜田氏:
地域の人々や企業とのつながりが、利用者さんの社会参加にも大きく影響すると思います。お互いにウィンウィンの関係を築いていけるようにしたいです。

ー  そういった活動は、利用者の方々にもとても良い影響を与えているのではないでしょうか?

浜田氏:
はい、利用者の方々も自分たちの作ったものや提供したサービスが誰かに喜ばれるということを実感できると、とても励みになるようです。

やはり、自分の仕事が社会に役立っていると感じることが重要ですね。そのためにも新しい仕事の形やプロジェクトを常に模索しています。

利用者さん一人ひとりがやりたいことを見つけ、それを実現できるような場を提供し続けていきたいです。

趣味とリフレッシュの時間について

ー  仕事以外で大切にしている趣味や活動があれば教えてください。

浜田氏:
実はあまり趣味らしい趣味はないんです。特にこれをやりたいというのもなくて、友人に誘われて何かに参加することはありますが、自分から進んで何かをするというのは少ないですね。

ー  そうなんですね。何かのきっかけで動くという感じなんでしょうか。息抜きやリフレッシュする時間もあまりないのでしょうか?

浜田氏:
息抜きですか。あまり疲れたとか、そういう感覚もないんですよね。日々の仕事に没頭しているというか、仕事自体が楽しみになっているので、特にリフレッシュの必要性を感じることが少ないんです。

ー  お話を聞いていると、かなり忙しい毎日を送っているように感じますが?

浜田氏:
ストレスを感じることはあまりないです。もちろん大変なこともありますが、自分の思いに忠実に仕事ができているので、それが疲れにならないのかもしれません。

独自の視点で進む道

ー  影響を受けた人物やビジネス書などがあれば教えていただけますか?

浜田氏:
これも特にないんです。尊敬する人や大きな影響を受けた人物というのも思い浮かばないですね。あまり他人に影響を受けにくいタイプなのかもしれません。

誰かの一部の考えや行動に共感することはありますが、それをすべて自分に取り入れようとはあまり思いません。

ー  では、もし同じ業界で尊敬できる人がいたとしたら、もしかしたら独立していない可能性もあったのでしょうか?

浜田氏:
その可能性は低いと思います。やはり自分の道を進むという強い意志があったので、他人に影響されることは少なかったと思います。

ー  独立して現在のお仕事を続けているのは、ご自身の独自の視点と強い意志のおかげなのですね。

浜田氏:
他人のやり方に左右されず、自分の考えを大切にして進んできた結果だと思います。

社会貢献と仕事のやりがい

ー  誇りに思っているこはありますか?

浜田氏:
まだ3年目なので、何か大きな誇りといえるものはないかもしれません。

でも、利用者の方々が楽しそうに働いている姿を見ると、少しずつ自分がやっていることに手応えを感じるようになってきました。

ー  利用者の方々が楽しんで働いている姿を見るのは、やりがいにつながるのではないでしょうか?

浜田氏:
そうですね、やっぱり仕事は楽しくなければ続かないと思っています。なるべく利用者の方が楽しく、かつ成果も得られるような環境を作っていきたいです。

ー  では、最もやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?

浜田氏:
やはり利用者の方々が自分のやりたいことを見つけ、それを形にしている姿を見るときですね。その過程で楽しんでいる姿を見ると、やっていてよかったなと思います。

ー  利用者の方々がやりたいことを実現する場を提供できるのは、まさに浜田様の事業の根幹ですね。

浜田氏:
それが自分にとってもやりがいであり、仕事を続けるモチベーションになっています。

ー  人生で最も感謝していることはなんですか?

浜田氏:
一番感謝しているのは、やはりスタッフですね。会社がここまで続けられたのも、スタッフのおかげです。

彼らがいなければ成り立たないですし、彼らの存在には本当に感謝しています。自分一人ではなく、みんなの力があってこそ今の会社があるんだと感じています。

ー  最後に、会社として目指していることがあれば教えてください。

浜田氏:
やはり、障がいを持った方々が社会にもっと参加できるような環境を作りたいです。

まだまだ障害者が社会で活躍する場は少ないですが、それを変えていくための一助となるような会社でありたいと思っています。

浜田氏は、障害者が自立し、社会に貢献できる場を提供することに強い情熱を持っています。

コーヒー焙煎などの具体的な業務を通じて、利用者が自分のやりたいことを見つけ、成長できる環境を作り出すことが彼のミッションです。

その中で、利用者が社会に役立っているという実感を持つことが、浜田氏の事業の根幹となっています。

今後も、地域との連携や新たな挑戦を続け、より多くの人々に福祉の可能性を広めていく姿勢が感じられます。

Pick up

焙煎コーヒーが結ぶ福祉と地域のコラボ

浜田氏が行った地元企業とのイベントは、地域のつながりを大切にしながら、社会貢献を目指す取り組みの一環でした。

特に地元のコーヒー業者との協力を通じて、浜田氏の福祉事業である就労継続支援B型の利用者たちが、焙煎コーヒーの販売活動に参加しました。

このイベントでは、障がいを持つ方々が地域の企業と一緒に働き、彼らの手で焙煎されたコーヒーが販売され、イベントに訪れた人々に高く評価されました。

イベントは単なるコーヒーの販売に留まらず、利用者たちの社会参加を実現する重要な場でもありました。

地元企業と協力することで、地域社会と障がい者福祉事業の橋渡しができ、利用者たちも自分たちの仕事が誰かに役立っているという実感を得ることができました。

また、浜田氏はこのイベントを通じて、福祉事業に対する地域の理解や支援が深まることを目指しており、参加者や企業からも大きな反響がありました。

このイベントは、単なる一時的な取り組みではなく、今後も続けていきたいという思いが強く、浜田氏は地域との協力を通じて、障がいを持つ人々が自立して働ける環境をさらに広げていく計画を持っています。

地元企業との連携を深めることで、福祉サービスの可能性を広げるという目標を実現しつつあることが伺えます。

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自分らしくいられる やさしい居場所
それがランデフワーク

株式会社ランデフは、就労継続支援B型事業所である「ランデフワークス」を運営し、障害を抱える方々の社会参加をサポートしています。

ランデフワークスでは、利用者の個々のニーズに合わせた支援を提供し、スキルアップや交流の機会を提供しています。

また、ランデフは自社でこだわりのコーヒー「ランデフコーヒー」を製造・販売し、その活動を通じて社会に貢献しています。

ランデフワークスとは

ランデフワークスは、障害を持つ方々が通所し、日中活動の場として利用できる福祉施設です。

就労継続支援B型事業所として、様々な理由で一般就労が難しい方や、社会的な孤立を防ぎたい方々をサポートしています。ここでは、次のような方々が利用されています。

・コーヒーの焙煎等の作業や、軽作業等を行って工賃(賃金)を稼ぎたい方

・就職に向けてスキルアップをしたい方

・日中の居場所として、趣味を楽しんだり、交流をしたい方

・生活のリズムを整えたい方

ランデフワークスは利用者が自分らしく生きるための選択肢を広げ、生活の充実を支援する場所です。

サポート内容

ランデフワークスでは、就職や独立を目指す方々のためのスキルアップを支援しています。

具体的には、オリジナルグッズや、ノベルティグッズの企画制作や、Webページの作成、動画編集、Webデザインなど、実際に仕事に役立つスキルの習得が可能です。

また、アクセサリーなどハンドメイド作品の製作など利用者の希望や目標にあった作業をおこなうことができます。

ランデフコーヒーのこだわりと達成感

ランデフワークスではコーヒーの製造・販売を行っています。利用者は簡単な作業を通じて工賃を稼ぐことができ、自分が作った商品が世の中に広がるという喜びや達成感を味わうことができます。

ランデフワークスで製造される「ランデフコーヒー」は、利用者が一つひとつ丁寧に作り上げた特別なコーヒーです。

このコーヒーは、週に数回カフェで提供されるほか、オンラインでも販売されており、多くの方に愛されています。

ランデフコーヒーは、味だけでなく、福祉と社会的貢献の観点からも多くの人々に支持されています。

ランデフワークス1日のスケジュール

ランデフワークスの利用時間は、10時から15時までの間で自由に選ぶことができます。利用者の体調や生活リズムに合わせた柔軟な通所が可能で、無理のないペースで通うことができます。

例えば、午前中のみの通所や午後からの利用など、個々のライフスタイルに合わせて柔軟に対応できる点が、多くの利用者から好評です。

豊富な経験を持つスタッフ

ランデフワークスのスタッフは、福祉業界だけでなく様々な分野での豊富な経験を持っています。

利用者一人ひとりに寄り添い、その人に最適なサポートを提供し、自己実現を支援しています。

ランデフのミッション

株式会社ランデフは、障害を抱える方々が自立し、充実した日常を送るための支援を行うことを使命としています。

ランデフワークスでの活動や、ランデフコーヒーを通じた社会貢献活動を通じて、地域社会に貢献し続けています。

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こだわりと共に楽しむ一杯:
ランデフコーヒーの物語
焙煎技術と社会貢献が融合

ランデフコーヒー

こだわりの焙煎技術

ランデフコーヒーは、こだわり抜いた焙煎技術と厳選されたコーヒー豆を提供するブランドです。私たちのコーヒーは、障がい者支援の一環として、利用者と共に丁寧に作られています。

特に焙煎プロセスにおいて、酸味や甘味の微調整が施され、それぞれの豆の特性を最大限に引き出しています。

地域で愛される味

私たちが提供するコーヒーは、香り豊かで深い味わいを特徴としています。さらに、週に数回カフェでの提供を行っており、地域の皆様に楽しんでいただけるよう心がけています。

社会貢献への1杯

ランデフコーヒーでは、オンラインストアを通じて全国に商品を発送しており、どこにいても私たちのこだわりの一杯を楽しむことができます。

パッケージにも特別な配慮をしており、贈り物としても最適です。どなたでも手軽に高品質なコーヒーを自宅で味わうことができ、あなたの日常に豊かなひとときをお届けします。

当店のコーヒーは、単なる嗜好品としてではなく、社会貢献を感じていただける商品でもあります。

障がいを持つ方々が、自ら焙煎・販売に関わり、社会に貢献しているという実感を持てる場を提供しています。コーヒーの購入を通じて、皆様もこの取り組みを支援することができます。

ランデフコーヒーのオンラインストアでは、様々な種類のコーヒーをご用意しており、それぞれの味わいが異なるため、きっとお気に入りの一杯が見つかるはずです。

社長プロフィール

氏名
浜田 直紀
役職
代表取締役
略歴
大学院卒業後、海外勤務や、メーカーにて研究・開発業務に従事。NPO法人の立ち上げ等の経験を経て、2022年に株式会社Rendeafを創業。

会社概要

社名
株式会社Rendeaf
本社所在地
埼玉県さいたま市大宮区上小町468
代表者名
浜田直紀
従業員数
3
事業概要
株式会社Rendeafは、障がいを持つ方々支援を主な目的とし、就労継続支援B型事業所「ランデフワークス」(障害福祉サービス)及び、カフェ「ランデフコーヒー」の運営を行っています。

ランデフワークスでは、就労継続支援B型事業所として、障がいを持つ方々に働く場や訓練の場を提供しています。主な作業として、コーヒー豆の焙煎をはじめとして、コーヒーに関連する作業や、ファングッズやノベルティグッズ等の商品開発及び制作を行っています。
作業や商品の売上を通じて、障がいを持つ方々が自立し、自分らしく社会に参加できる選択肢を広られることを目指しています。

ランデフコーヒーは、ランデフワークスで焙煎されたスペシャルティコーヒーを提供するカフェです。また、手話での対応が可能なことで、聴覚に障がいを持った方をはじめとし、障がいを持った方々との交流の場となっています。
カフェの売上もランデフワークスに通う利用者の賃金となる仕組みとなっている他、オンラインストアでもコーヒーや関連商品を販売しています。

特 集