土地から未来へ: 北浦氏が語るオーダーメイド住宅の進化
土地から未来へ: 北浦氏が語るオーダーメイド住宅の進化
株式会社IDEAstyleHome
代表取締役
北浦 大亮
「土地から夢まで」北浦氏の建築哲学
まず、株式会社IDEAstyleHomeの事業内容についてお話しいただけますか?
北浦
うちの事業は注文住宅の請負がメインです。一般的な建売住宅とは異なり、土地から購入して、その上に注文建築を行う形です。建売住宅は土地と建物がセットで販売されるのが一般的ですが、我々はオーダーメイドでお客様の要望に合わせた家づくりをサポートしています。土地の選び方から銀行の処理、間取りの設計まで全ての過程をコンサルティングしていくのが特徴ですね。
なるほど、お客様が「注文住宅を建てたい」と相談しても全く問題ないんですね。
北浦
もちろんです。家を建てたことがない方は、例えば結婚や子供の成長などのタイミングで初めて考えるものです。住宅展示場に行っても具体的に何をすればいいのかわからない、という方も多いです。ですから、個別相談会を開催し、お客様の疑問や悩みを解決しながら家づくりを進めていく形です。
ありがとうございます。では、北浦社長の経歴についてもお聞かせいただけますか?
北浦
以前は飲食店のコンサルティング会社に勤めていました。父母も建築とは関係ない職業でしたが、コロナ禍で売上が減少し、新たな分野で自分の力を発揮したいと思ったときに友人の藤井が工務店に勤めており、工務店事業の可能性に興味を持ち始めたんです。
建築業界は全くのゼロから始められたんですね。
北浦
ええ。飲食店のコンサルティングでは店舗づくりを経験しましたが、新築住宅は全く違いました。初めは苦労しましたが、実績を積むことでコンサルティングのスキルを活かせるようになりました。
建築業界への転身のきっかけはコロナだったんですね。
北浦
はい。コンサルティングの内容自体はあまり変わらないんです。お金の計算や資金計画など、家づくりも店舗づくりも共通点がありました。お客様の不安を解消し、明確な計画を立てることが重要でした。
「未来建築を語る」北浦氏のビジョン
会社設立以来、一番苦労した点は何ですか?
北浦
資金繰りですね。建築業界での実績がないため、銀行からお金を借りるのが難しかったです。実績がないと信頼も得られないため、初めての家が完成するまで大変でした。
今後のビジョンについて教えてください。
北浦
寝屋川市でナンバーワンの工務店になることを目指しています。注文住宅の分野で月1棟のペースで工事を続けられるようになれば目標達成です。スタッフの育成や広告戦略に力を入れ、地域での認知度を高め ていきたいです。
具体的にはどのくらいの期間で実現したいとお考えですか?
北浦
この1~2年で目指しています。最近はウッドショックやウクライナ情勢で建材の価格が高騰しているため、少し遅れていますが、それでも目標を達成するために努力を続けます。
株式会社IDEAstyleHomeの強みは何でしょうか?
北浦
お客様の家計整理からサポートし、家に使える予算を把握してもらう点です。他の会社ではあまりやらないことだと思います。お客様のビジョンを形にし、満足度の高い家を提供しています。
北浦社長の日々のルーティンはありますか?
北浦
朝と寝る前に神棚で感謝を伝えること、移動中はリラックスできる音楽を聴いたりコーヒーを飲んだりしています。早寝早起きも心がけています。
愛読書や好きな言葉はありますか?
北浦
愛読書は特にありませんが、住宅業界の資料やインスタグラムでいろんな家の動画をよく見ています。
座右の銘は「過去は関係ない」ということです。自分の熱意とエネルギーで未来を描き、取り組むことが重要だと思っています。
将来の夢は何ですか?
北浦
自分と出会ったことで幸せになり、笑顔になったという人を増やすことです。人の人生が好転するきっかけを提供できる存在でありたいですね。
ありがとうございました。
Pick Up
北浦氏の会社、株式会社IDEAstyleHomeは、顧客のニーズに合わせたオーダーメイドの家造りを提供している。コロナ禍でのキャリア転換を経て、北浦氏は飲食店のコンサルティングから住宅建築へと転じた。
建築業界での実績がない中、最初の家が完成するまで多くの困難に直面したが、今ではその経験が強みとなり、多くの家族に幸せな住まいを提供している。
北浦氏の哲学は、「過去は関係ない」という言葉に象徴されるように、新しい挑戦を恐れず、常に未来へと進むことだ。